皆さんこんにちは。いつもご訪問頂きまして心より感謝申し上げます。
先日、 NsFarm Channel に、
"ライトリークスエフェクトの作り方とトランジションへの設定方法"
を紹介したチュートリアル動画をアップしました。
「知っていると便利なちょっとしたテクニック」など情報の共有となれば嬉しいです。
ツイッター 、インスタグラム もやってますので気が向いたらフォローしていただけますと嬉しいです
過去に配信した DaVinci Resolve 関係のコンテンツは、「NsFarm's DaVinci Resolve And Fusion Official Page」にまとめています。
Light Leaks! エディットページの隠れ最強ツールを使ったライトリークエフェクトとトランジションを作る方法 / DR16
・DaVinci Resolve を使ったライトリークスエフェクトの作り方
・ライトリークスエフェクトをトランジションに設定する方法
タイムコード
00:00 サンプル映像紹介
00:30 イントロ
00:52 Noise Gradient の紹介
02:43 設定例の紹介
03:36 カラーの変更
04:14 トランジションの設定
09:18 エンディング
制作に使用した時の PC 環境の紹介です。
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PC: G-Master Spear Z390-Taichi OC
CPU: Intel Core i9-9900K [5.0GHz OC]
GPU: GeForce RTX2080Ti 11GB
Memory: 32GB
Keyboard:Logicool K750r
Mouse:Logicool M220GR
Mic:FIFINE K670
Headset:SONY MDR-XB450
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今日は、LightLeaks の作り方を紹介致しました。 色々なやり方があると思いますが今日ご紹介する方法は Edit ページだけで簡単につくれる方法になります。 LightLeaks のエフェクトを作成するところからトランジションに適応するところまでフォローしているので是非真似して使って頂けると嬉しいです。
動画の内容
今日はエディットページのタイムラインには既に素材が配置されているところから始めて行きたいと思います。 まずは LightLeaks のエフェクトを作っていきます。 使用するのは Generators にある NoiseGradient になります。 こちらをドラッグ・アンド・ドロップで素材の上のトラックに配置します。 長さを素材全体の長さに広げます。 Noise Gradient の Inspector を見ると Fusion を使っている方はお気づきだと思いますがかの有名なノイズ番長の FastNoise から作られたもののようです。 音声トラックは Mute しておきます。 始めて目にされた方は使用目的が掴みづらいツールかもしれませんがこのようにさまざまなノイズ映像が作れるツールです。 最初は何に使うかよくわからないとこもあると思いますが雲や霧のような映像を作り出したり Fusion を使ったりすると様々な効果に使用することが出来るツールになります。 右上に Version があり切り替えてみるとデフォルトでサンプル映像が入っています。 こちらの設定方法を参考にして何かつくってみるのも面白いかもしれません。 ただ、現行バーション 16.2.6 ではリセットがかからなかったりするようですのでその辺を考慮して使用して頂ければと思います。 小さいドットのアイコンやパラメータ名称をダブルクリックして初期値に戻すことが出来ます。 それでは今回用にパラメーターを変更して行きたいと思います。 今日ご紹介する設定はあくまで設定例になりますのでお好みの見た目になるように調整して使って頂ければと思います。 まず、Contrast を 5 にします。Brigthness を -1 にします。Scale を 0.3 にして Seethe を 0.3 にするとこのようなルックになります。 次に Video タブで Composite Mode (合成モード)を Screen に変更して Opacity で透明度を 30% にするとこのようになります。 LightLeaks のカラーはこちらもお好みで構いませんが今回は映像のカラーと似たような色を設定してみたいと思います。 Fusion というタブをクリックして、Gradient をクリックします。 明るい白の色をオレンジ系に設定するとこのようになります。 以上で LightLeaks は完成です。次はトランジションの設定をしていきたいと思います。 Controls をクリックしてもう一度こちらの設定画面に戻ります。 まずはトランジションを設定したいところにマーカーを打っていきます。 Shift+z で全体を表示します。 初めに一箇所のマーカーの部分にキーフレームを設定して行きます。 こちらを使用します。 ちなみにマーカーの移動は Shift+上下キーで移動できます。 キーフレームを設定するパラメーターですが Center と Seethe、Video タブに移動して Composite の合成です。 それぞれ右にあるダイヤのマークをクリックしてキーフレームを設定します。 ちなみにキーフレームの初期化は右クリックして Remove Path で行うことが出来ます。 次にマーカーの前後 5 フレームにもキーフレームを設定しておきます。 左矢印キーを 5 回押して 5 フレーム戻ります。 同様に Center と Seethe、Video タブの Composite にキーフレームを設定します。 Shift+↓ 矢印キーでマーカーの位置に戻って右矢印キーを 5 回押して今度は 5 フレーム先に進みます。 同様にキーフレームを設定して Shift+↑ 矢印キーでマーカーの位置に戻ります。 クリップの右下のアイコンをクリックすると 3 箇所にキーフレームが打たれていることが確認出来ます。 それではマーカーの位置の値を変更します。 映像の切り替わり部分で画面が極力明るくなるように設定します。 まず、Video タブの Composite を Screen から Add (加算) に変更します。 Opacity の透明度を 100% に設定します。 Fusion タブに戻ります。 ここで Center と Seethe の値を調整して明るい部分が画面の中央付近に来るように設定します。 再生して映像を確認します。 緩急をつけたい場合はこちらのアイコンからグラフを開いてポイントを全選択してこちらのアイコンでスムースにします。 もしくは Video タブの Opacity のダイヤのマークを右クリックして EaseInOut を設定しても OK です。 再生して映像を確認してみます。 良さそうであればこのキーフレームを別のトランジションに設定したいマーカーの部分にコピペします。 3 点を全選択してコピーして貼り付けますが基準が一番左の点になるので別のマーカーのところに移動して左矢印キーを 5 回押して 5 フレーム戻ったところで貼り付けます。 それぞれのセンター部分は映像を確認しながら Center と Seethe で調整します。 以上で終了です。
ではではこれからも DaVinci Resolve の使い方、魅力を伝え、皆様の映像制作に少しでも刺激を与えられたらと思っています。
それでは最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
皆さんとの技術&作品共有の場になれば幸いです。
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