皆さんこんにちは。いつもご訪問頂きまして心より感謝申し上げます。
先日、 NsFarm Channel に、
"nsPlaneTitleVol01"
を紹介したチュートリアル動画をアップしました。
「知っていると便利なちょっとしたテクニック」など情報の共有となれば嬉しいです。
ツイッター 、インスタグラム もやってますので気が向いたらフォローしていただけますと嬉しいです
過去に配信した DaVinci Resolve 関係のコンテンツは、「NsFarm's DaVinci Resolve And Fusion Official Page」にまとめています。
nsPlaneTitleVol01! Free Responsive Title Pack for DaVinci Resolve. / DR16
nsPlaneTitleVol01
・DaVinci Resolve で使えるフリータイトルパック「nsPlaneTitleVol01」の紹介
・nsPlaneTitleVol01 の使い方
タイムコード
00:00 イントロ
01:14 ダウンロード&インストール
02:40 パラメーターの紹介
03:44 レンダリング不具合の解消法
05:00 Animation Time Rate の説明
07:33 エンディング
制作に使用した時の PC 環境の紹介です。
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PC: G-Master Spear Z390-Taichi OC
CPU: Intel Core i9-9900K [5.0GHz OC]
GPU: GeForce RTX2080Ti 11GB
Memory: 32GB
Keyboard:Logicool K750r
Mouse:Logicool M220GR
Mic:FIFINE K670
Headset:SONY MDR-XB450
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始めてタイトルパックを作ってみました。 アニメーションはシンプルですが理由は、シェイプとアニメーションを"レスポンシブ対応"にしたかったからです。 自分自身の経験上かっこいいタイトルテンプレートでも変更箇所がわかりづらいと使いづらいと感じることがありました。 極力そういったことが無いようにカラーやスペース等の微調整以外は"自動化"を目指しました。 また、内部的な処理としてはキーフレームを一切使わずエクスプレッションのみでアニメーションを実現してみました。 良い経験となりました。 どれか気に入って使って頂けると嬉しいです。
動画の内容
今日は、「nsPlaneTitileVol01」というフリーのタイトルパックを作ってみましたのでそちらを紹介していきたいと思います。
特徴として、2 種類のレスポンシブ、可変長対応をしています。
まず 1 つ目はシェイプがテキストの長さに合わせてレスポンシブになっています。
テキストの入力幅に合わせて自動的にシェイプの幅が調整されます。
2 つ目はクリップの長さを変更してもアニメーションがレスポンシブに対応されます。
クリップの長さを変更してご使用頂けます。
アニメーションには全てイージングをつけた設計です。
ただ、クリップの長さを変更した時にレンダリングがうまく行かないときがあります。
その時の対処法をこの後シェアさせていただきたいと思います。
その辺ご理解頂きましてご使用頂ければと思います。
それではインストール方法から使い方を詳しく解説していきたいと思います。
はいそれでは始めていきます。
まず、nsPlaneTitileVol01 のダウンロードを概要欄に貼ってある URL のホームページより行ってください。
zip ファイルがダウンロード出来ますのでローカルのどこか保存して解凍します。
解凍したフォルダの中にはマクロテンプレートの Setting ファイルと README.txt のファイルが入っています。
README.txt を開いていただくと簡単な説明とファイルの保存先パスなどが記載してあります。
ここからは自分が Windows の環境なので Windows の解説になります。
保存先パスを Control + C でコピーします。
ファイラーをもう一つ開いて保存先のパスを貼り付けます。
その中に、マクロテンプレートの Setting ファイルをコピーして貼り付けます。
もし、DaVinci Resolve が開いている場合は再起動が必要です。
DaVinci Resolve が起動したら Edit ページで Effects Library → Toolbox の Titles を開いてください。
Fusion Titles の中に、「nsPt」から始まるファイルが入っていればインストールは OK です。
それでは、試しに「nsPtRectPopup_Vol01」をタイムラインに配置して設定方法のサンプル、パラメーターの紹介をしていきたいと思います。
初めに Motion Blur(モーションブラー) の ON/OFF 設定があります。
Motion Blur とは何かというとアニメーションの動きにわざとボケやブレをつけることで残像を作り出し自然な動きに見せるテクニックです。
DaVinci Resolve では少し重たいエフェクトになるのでもし動作が重く気になる方は確認する段階では OFF にしておいて、テキストのサイズや位置、クリップの長さなどが決まった段階で最後に ON にして確認されることをオススメします。
次に Animation Time Rate があります。
このタイトルパックはクリップの長さを変更して使うことが出来る可変長、レスポンシブ対応になっています。
試しにクリップを長くするとこのようにアニメーションがゆっくりになります。
冒頭でも少し触れましたがクリップの長さを変更するとこのようにレンダリングが正常に行われず映像がちらつく症状が確認出来ています。
OS とか GPU とか何かしらの相性の問題だとは思いますがこのようになってしまった場合は、クリップを一度メディアプールに保存してから再びタイムラインに配置することで自分の場合は解消されました。
メディアプールに保存されたファイルは削除してしまっても構いません。
おそらく同様の方法で解消されると思いますので試してみてください。
万が一この方法でうまく行かない場合はコメント欄等に環境等の情報を記載頂ければ調査したり他の方のお力をお借りしたりするなど情報をシェアしていければと思います。
環境によっては、レンダーキャッシュの削除とかで解消されるかもしれません。
では続きを進めます。
このタイトルのアニメーションは全てクリップの長さを半分に区切って前半で出現、後半部分で消えていくシンクルなアニメーション構成になっています。
Animation Time Rate の最大値は、0.5 となっていて前半部分、後半部分のアニメーション時間を同時に設定します。
前後の割合を個別には設定できない設計です。
例えば 0.5 に設定すると基本常に動いていて停止時間がなくなります。
0.2 に設定すると前半の 20% が出現のアニメーション、60% が停止時間、後半の 20% で消えるアニメーションが設定されます。
また、時間は短くしていただいても構いませんが 2 秒から 3 秒程度が程よい感じかなと思います。
Line Width は Rect 系と Circle 系の線幅の設定です。
Center で位置。Size で大きさを設定できます。
Rect Size では外形の大きさが変更出来るのでテキストとの間隔が調整出来ます。
Circle 系では Circle Size。Line 系では Line Space という名称となります。
テキストは、複数行でも大丈夫ですが 3、4 行を目安に使って頂けると良いかと思います。
Font はお好きなものに変更頂いて Color、Size、Tracking(文字間隔)、Line Spaceing(行間) の設定が出来ます。
シェイプはこちらでカラーの調整が出来るようになっています。
Alpha をゼロにして色を黒にするとシェイプを消すことが出来ます。
以上でおおよそ使い方の解説はおしまいです。
シンプルかつレスポンシブ設計にしたので DaVinci Resolve を使い始めたばかりの方でもすぐに使って頂けるのではないかと思います。
好きな方は自分で作ってみたりするかもしれませんがなかなかそのような時間を取れない方もいると思いますのでそのような方は是非インストールして使ってみて頂けますと嬉しいです。
もし好評であれば別バージョンなども作ってみたいと思いますので気に入って頂けましたらグッドボタン、チャンネル登録をして頂けますと嬉しいです。
ではではこれからも DaVinci Resolve の使い方、魅力を伝え、皆様の映像制作に少しでも刺激を与えられたらと思っています。
それでは最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
皆さんとの技術&作品共有の場になれば幸いです。
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