皆さんこんにちは。いつもご訪問頂きまして心より感謝申し上げます。
先日、 NsFarm Channel に、
"レーザーグリッチ風テキストアニメーションの作り方"
を紹介したチュートリアル動画をアップしました。
「知っていると便利なちょっとしたテクニック」など情報の共有となれば嬉しいです。
ツイッター 、インスタグラム もやってますので気が向いたらフォローしていただけますと嬉しいです
過去に配信した DaVinci Resolve 関係のコンテンツは、「NsFarm's DaVinci Resolve And Fusion Official Page」にまとめています。
超簡単!New Transform(変形)でシンプルレーザーグリッチ風テキストアニメーションを作る方法 / DR17 Beta
・DaVinciResolve17 の紹介
・Anim Carves の使い方
・ResolveFX Transform(変形) の使い方
タイムコード
00:00 オープニング
00:46 制作開始
02:16 ResolveFX Transform
03:39 Crop パラメータの設定
04:58 Keyframe の設定
05:48 Anim Curves の設定
08:13 Expression の設定
09:45 Glow の設定
10:28 Rays の設定
11:52 エンディング
制作に使用した時の PC 環境の紹介です。
------------------------------------------
PC: G-Master Spear Z390-Taichi OC
CPU: Intel Core i9-9900K [5.0GHz OC]
GPU: GeForce RTX2080Ti 11GB
Memory: 32GB
Keyboard:Logicool K750r
Mouse:Logicool M220GR
Mic:FIFINE K670
Headset:SONY MDR-XB450
------------------------------------------
DaVinci Resolve17 で新規に追加された ResolveFX Transform を使用したテキストアニメーションです。 ノード数も少なく手軽に制作出来ます。初心者の方の練習素材として如何でしょうか。 シンプルですが Anim Curves というこれも DaVinci Resolve17 で新しく追加されたモディファイアを使ったアニメーションの作成例も紹介しています。 半自動でイージーイーズ付きのアニメーションが制作出来るのでおすすめのテクニック、モディファイアです。
動画の内容
はい皆様こんにちは。
2021 年、あけましておめでとうございます。
謹んで新春をお祝い申し上げます。
昨年は動画配信を通じてたくさんの方にお世話になりました。
本年も何卒、宜しくお願い申し上げます。
今日は DaVinci Resolve の Fusion を使ったこのようなテキストアニメーションの作り方をご紹介したいと思います。
ノード数も少なく設定するパラメーターも少なめです。
Fusion を始めたばかりの方でも真似して頂ければ十分できる内容となっています。
興味のある方はご自身の環境で試してみて頂ければと思います。
それでは早速始めていきます。
まず、Edit ページで Effect Library の Effects の中の Fusion Composition をタイムラインに配置します。
クリップを右クリックして「Open in Fusion page」で Fusion ページに進みます。
まず、テキストアニメーションを作っていくので Text+ ノードを配置します。
テキストを入力して、フォント、サイズなどを設定します。
次に Transform ノードを使いますがこちらのツールバーにある Transform は今日は使いません。
ツールバーに表示されている Transform は、Effects Library の Tools のなかの Transform カテゴリーの中に入っている Transform です。
今日使用するのは、DR17 で新規に追加された OpenFX の中の Resolve FX Transform カテゴリーの中の Transform を使っていきます。
日本語設定だと「変形」という名称になっていると思います。
Text+ の四角い Output をドラッグ&ドロップで Transform の上で離すと接続されます。
わかりやすいように「ResolveFXTransform」と変えておきます。
ツールバーにある Transform と比較するとこのようにインスペクターに違いがあります。
はい、それでは変更するパラメータを紹介していきます。
まず、Crop にチェックをつけます。
すると上下左右からクロップできる項目が出てきます。
スライダーを移動した時にビューアに変化がない時はまだ ResolveFXTransform がビューアに表示されていません。
ResolveFXTransform をドラッグ&ドロップでビューアに投げ込みます。
すると ResolveFXTransform がビューアに表示されます。
こちらのボタンでも左右どちらのビューアに表示されているか確認することが出来ます。
次に Edge Behaviour を Replicate 日本語設定だと「複製」に変更します。
この状態で上下左右のスライダーを変更するとこのようになります。
なんとなくレーザー加工風の映像にみえないでしょうか。
後はこちらにアニメーションを設定していきます。
初めにキーフレームを使ったアニメーションの設定方法をご紹介します。
キーフレームでアニメーションを付ける場合は好きなフレームにプレイヘッドを移動してこちらのダイヤのマークでキーフレームを設定します。
プレイヘッドを移動して値を変更するとここにもキーフレームが設定されます。
再生するとこのようになります。
キーフレームを使うと好きなフレームに値を設定することが出来ます。
また、別の方法として前回のチュートリアルでご紹介した Anim Curves などの Modifiers を使って半自動でアニメーションを設定する方法があります。
そちらも紹介しておきます。
まず、設定したキーフレームを解除します。
キーフレームを設定したパラメータを右クリックして Remove から解除出来ます。
もう一度設定したいパラメータを右クリックして Modify With から Anim Curves を選択します。
するとクリップ全体に対して 0 ~ 1 に動くアニメーションを自動で設定してくれます。
Anim Curves の調整は右上の Modifiers タブで行います。
Mirror にチェックをいれるとクリップのセンターで折り返すアニメーションを自動で設定できます。
また、アニメーションを反転させる場合は Invert にチェックを付けます。
Easing は、Curve から Easing を選択して In と Out にお好きなカーブパターンを選択することでつけることが出来ます。
パターンのグラフを確認したい場合はこちらのサイトで確認できますのでご紹介しておきます。
また、Custom を使って自分で好きなカーブを描くこともできます。
今は、Crop の右側だけに Anim Curves を設定しました。
左と上下にも同じ設定を行いたい時はエクスプレッションを使うと便利です。
設定したいパラメータの上で右クリック、Expression を選択します。
すると Expression ウィンドウが表示されます。
こちらのプラスのアイコンをドラッグ&ドロップで連動させたいパラメータの上で離すとパラメータの値が紐づきます。
Expression ウィンドウでは係数をかけて紐付いた値に変化をつけることも出来ます。
上下にも設定してみます。
はい、後は Transform の後ろに好きなエフェクトを追加してアレンジ出来ます。
例えば Glow と呼ばれる光らせる効果が与えられるエフェクトを使ってみます。
ツールは、Shift とスペースキーで表示される Select Tool を使って検索、挿入も出来ます。
Inspector でパラメータを変更して好みの見た目に調整します。
もう一つ Rays を使ったサンプルを紹介します。
Rays の Blend にも Anim Curves で自動アニメーションを設定してみます。
Modifiers タブを開いて Invert で動きを反転させます。
キャッシュが残っているとうまくレンダリングされない時があります。
その時は、右下の使用メモリが表示されている所を右クリックして「Perge Cache」よりキャッシュを一度開放することが出来ます。
最後に MediaOut に接続すると Edit ページで映像を確認することが出来ます。
Fusion には他にもたくさんのエフェクトがあります。
色々と試してアレンジして頂ければと思います。
以上で終了。
それでは本日も動画をご視聴頂きまして誠にありがとうございます。
このチャンネルではこのような DaVinci Resolve の Fusion を初め映像に関する動画を配信しています。
もし気に入って頂けましたらグッドボタンとチャンネル登録をして頂けますととても嬉しいです。
それではまた次回の動画で!
ではではこれからも DaVinci Resolve の使い方、魅力を伝え、皆様の映像制作に少しでも刺激を与えられたらと思っています。
それでは最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
皆さんとの技術&作品共有の場になれば幸いです。
関連記事
⇒ NsFarm's DaVinci Resolve And Fusion Official Page、TOP へ
関連記事